ゲイの婚活がうまくいかない時や悩む時、
どう乗り越えていくか、その方法について。

  • 2021.11.30
  • 2021.12.17

恋愛・結婚

悲しみをいかにバネにできるのか、人生の節目だけではく、あらゆる場面で私達を試してきます。
ゲイの婚活においてもいい感じだなと思っていたのに撃沈してしまった、そんな時にどう心を落ち着けられるのか。

今回はそんな切実な悩み、“お断り”されてしまった時、どう自分と向き合うのか”についてを考えてみたいと思います。

前向きに自分を鼓舞していくことが成就のコツになる

大前提として、婚活を通じた男性との出会いの中で、一度も全く傷ついたことがない人はいないということ。
そして1回の対面で相思相愛の仲に繋がるとは限らない、ということをまずは頭に入れておきましょう。

ゲイの婚活を通しても、「条件に合う人が少ない」「感触が良いと感じたのになぜか次に繋がらなかった」などとぼやく男性は少なくないでしょう。
ここでは、そんなネガティブな感情をどのようにコントロールをしていくかを考察していくので参考にしてみてください。

ゲイのお見合い、お断り後の気持ちの整理と切り替え方

ゲイ婚活という言葉も最近はよく聞きますが、例え業者に登録して紹介を受けたとしても、1回~2回の紹介で成婚しカップルを迎える例は前述のとおり多くはありません。
真剣な出会いを望む男性の中でも相性はありますし、それぞれが望む条件も異なるので、思っている以上に婚活疲れに陥ってしまう男性も多いようです。

そんな男性に一言かけるとすれば、自分を受け入れ肯定的に捉えること、その転換の早さが成約への近道になってくるということです。

お断りの理由は十人十色 

婚活でNG判定が突きつけられるには、やはりそれなりの理由が潜んでいるものです。ここでいくつか例を挙げましょう。

  1. 関心がない素振りを見せてしまった
  2. プロフィール写真と違う印象を与えた
  3. 会話が弾まなかった

他にも価値観の違いや趣味の不一致など様々な要因でお断りされてしまいます。

ネガティブになるか、ポジティブシンキングに捉えるかがカギ

お見合い相手からご縁がなかった旨を伝えられた時、殆どの方がドーンと奈落の底に落とされたかのような絶望感に襲われることでしょう。
自分の気持ちと相手の感情が一致しなければ次の駒を進めることができませんが、通常数名以上のお見合いを通じてようやく次のステップに進むパターンが大多数。

数回断られることはいわば日常茶飯事であり、そこで深く傷つき動けなくなってしまうことは自らの可能性に蓋をしてしまうようなもの。
年齢を重ねてしまったし、ルックスに衰えがあるのも事実……など、理由を付けて卑下してしまいがちですが、成婚に繋げるにはいかに気分や意識を転換していくかが大切になります。

つまり気落ちした状態で次のお見合いに臨むのではなく、空回りの元気でも構わないので今回はたまたま反りがあわなかっただけとポジティブに受け入れ、新たな気持ちで次のお見合いに向けて行動できるかがお見合い成功の秘訣になります。

実際にお断りの度に嘆き悲しむタイプの男性よりも上手く感情のスイッチをコントロールできる男性の方が、相手への印象が良い傾向があることは覚えておくといいでしょう。

受け入れる力とコンシェルジュの存在

お断りされた際、どんな行動をとるか。
男泣きするのもいいですし、友人と仲間と朝まで飲み明かすのもステキですね。

しかしそれ以上に大切なのはお断りをされてしまった自分を受け止めること、目に見えるものだけで物事や人を判断しない広い目線や価値観を持つことです。

お断りをされてしまうには、何かしらの理由が考えられますが、例えば身長が低かった、性格や趣味があわなかった、年齢差があり過ぎたなどは、そもそもどうにも変えられない不可事実。

一方コミュニケーション能力の欠乏であったり、外見や洋服への配慮が足りなかったりという点は努力次第で改善が可能です。

まずは自分が足りない部分を受け入れ、そして変えていける部分は改善する努力を、また相手の欠点を受け入れる寛容な心を育むことで出会いの可能性を広げることができるようになります。

ついつい自分基準の物差しで相手男性を判断してしまいがちですが、寛容な心でお見合いに臨むことで、見えにくい相手の長所を発見することもできるはずです。

なお自分のどんな部分を変えていくべきかわからなかったり、気持ちの向き合い方に迷いが生じたりした時などは、仲人のプロであるコンシェルジュに意見を求めてみましょう。自分では分からなかった欠点やアドバイスを第三者の視点から助言してくれるので、次へのステップに向けて大きな後押しになるはずです。

理想の条件付けは逆に自分を苦しめる結果に

前項で自分の欠点をカバーしていきながら、改善できることはコンシェルジュにアドバイスを求め、広い目線でお見合いに臨むことが大切とお伝えしましたが、ここでは泣かない為にできるポイントを一つお話ししていきたいと思います。

パートナー候補に理想を求め過ぎない

相手に望むこだわりを減らしていくこと、これは良縁を引き寄せる法則の一つです。
要するに

  • 年収1500万円以上
  • 身長は180センチミニマム
  • 上場企業で働いている長男ではない男性
  • 大学は4大卒以上希望
  • 出来れば海外指向の方

ゲイ男性の場合はここまで極端なケースこそありませんが、ルックスや居住地、年齢などの条件を指定し過ぎるとカップル成立の可能性が低くなります。
もはや当然といえば当然なのですが、婚活中になると、知らず知らずの内に自分を見失ってしまうことがあります。

昨月の相手とは上手くいかなかった分、来月はもう少し包容力のある男性で、どうせなら近くに住んでいる相手を希望したいなど、条件を制限することで理想の相手に近づこうと考えてしまう人もいます。

基本こだわりが強いほど紹介できる男性は少なくなりますし、自分自身にもそれなりの強みが要求されるので、理想主義をまずは卒業し、条件の優先順位を付けること。それは涙を飲む結果を避けることにも繋がるということを肝に銘じておきましょう。

まとめ

お見合いに対するワクワクや期待が高い分、お断りをされてしまった際は心理的な負担を追うことはもはや致し方ないことです。
しかし悲しみの末に自分を卑下してしまうことは、負の鎖で自分の首を締めるだけでなく、今後の出会いの可能性も狭めてしまう可能性が大きくなります。

ゲイ男性のお見合いはまだまだそのサービスが始まったばかりで、利用する男性も手探りの方が多いと思いますが、まずは多くを望みすぎないこと。そしてお断りという辛い結果を、上手く自分を見つめ直す機会へ変えていく“発想の転換”をしながら、次回のお相手男性との距離を縮めていきましょう。

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この記事を書いた人

橋本ウサ太郎

橋本ウサ太郎
新宿二丁目の元バーマネジャー、海外放浪の末、年下スペイン人男性と同性婚。
スペインの田舎町で悶々とした日々を送りながら平和に暮らすゲイ。
アメリカでの代理母出産により二人パパになる予定の三十路ライター。
好きな言葉は、「ペンは剣よりも強し」。

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