ゲイがノンケに恋をしたらどうする？
そのアプローチ方法と成就の可能性について

叶わぬ恋があるとするのなら、きっとゲイ男子が馳せるノンケへの恋心。
叶わないとわかっていても止まらない恋のアクセル、でもどうやってストレート男性にアプローチすればいいのでしょう。

ここでは不可能に思えてしまうノンケ男性への恋愛成就への道、そしてカミングアウトすべきか否かを徹底解説します。

一夜限りはあってもストレート男性と付き合うことはほぼ不可能

ふとした隙をチャンスに変えてストレート男性をと寝ることは可能かもしれません。
しかしながらゲイがノンケに恋をして、その思いを告げ相思相愛になることはまた別の話しです。

ストレート男性は言わずもがな、ときめきを感じる対象が女性なので、いくら好意を見せ気の利いたプレゼントを渡しても、それが実を結ぶ可能性は限りなく低いもの。

それでも思いを告げることに意義があるわけですが、少しでも恋愛成就を願うならタイミングに伝え方だけでなく、相手男性の思考調査も大切です。

ここではストレート男性とのアプローチ方法から肝心の告白までを解説していくので、絶賛ノンケ告白を計画している方も、職場や学校で気になる男性がいる方も是非参考にしてみてください。

ノンケに恋をするって、自分と相手だけでは終わらない、第三者を巻き込む事態にもなっていくもの、それでもあなたはストレート男子に恋をしますか？

絶交覚悟でノンケに告白する意義と絶望的なYESの返答率

「避けられているかもしれない、それとなくそう感じていた」

「愛されているかもしれない期待、かろうじて、かろうじてつないだ」

こんな昭和歌謡の歌詞がゲイ男子の叶わぬ恋を語っています。
もう恋なんかしないと思わず匙を投げたくなるその心情。

今回はゲイ男性のノンケに対する愛情物語をピックアップ。
いくら社会が同性結婚に興味、関心を寄せ始めても、ストレート男性を振り向かせることは至難の業。

それでもやっぱりノンケに恋をしたいですか。

可能性はほぼ絶望的でも伝える意義はある

恋愛の場が限られるゲイ男性において職場や学校、映画館の隣の席に居合わせ殿方にときめきを覚えるのは致し方ないことであり、不毛と思われながらも一理の望みを懸けて告白をする方は少なくありません。

その行く末は結論から言ってしまうと「NO」を突きつけられ、涙に終わることがほぼほぼ99％…（正確な数字はわかりませんが）。
勿論全ての可能性に蓋をしてしまうわけではありませんが、そもそもの性的指向が異なる為、告白後の結果は予想できていたはずです。

それではなぜ、あえてカミングアウトをするのかといえば、人の恋愛にはそもそも禁忌事項などなく、自分らしく生き、結果が見えていてもそこから発見できる気づきや価値観を獲得できるからです。

例えどんな酷い断り方をされても、やんわりとかわされても、好きという感情に蓋をせず伝えることに意義があって、そしてけじめとして次に繋がるステップになるわけです。
ゲイ男性の中には、伝えてよかった、前に進めたと前を見据える方もいれば、逆に伝えなければよかったと後悔する方もいます。

その感情の分かれ道は、伝え方、そして伝える男性の価値観、人間性にありました。

カミングアウトの仕方と覚悟

ノンケに好きというシンプルな感情を伝えることは、ゲイであることを回りにカミングアウトすることの難解さと似ています。

つまり告白相手、その人の人間性が言葉となり態度に出て、そして大きな刃を向いて襲いかかることがあるからです。
ここで告白をする上で確認しおきたいポイントをまとめていきます。

1. そもそも告白相手が同性愛に嫌悪感を持っていないか
2. 人を中傷したりアウティングに繋がる性格の持ち主ではないか

この2点は相手男性の価値観や考え方、人間性に左右されるので、いくら身体に顔がタイプであっても、まずは相手の内面や思考を知ることが告白準備段階で必要になっていきます。

また告白される側が受けるであろう、今まで友人だった男性から男としてみられていたショックなどは多かれ少なかれ心理面に影響を及ぼすので、告白は自分目線、自分主体になり過ぎないようにしなければなりません。

あくまで同性愛に理解があるのか、そのタイミングはベストなものなのか？のワンクッションを挟んで、自分なりの言葉で相手の心情を想定しながらカミングアウトしていきましょう。

またゲイ男性側も断られるショックだけでなく、今後友人に戻れない悲しさ辛さ、または酷い言葉の暴力やアウティングに繋がるかもしれない覚悟を持つことも重要です。

ゲイがノンケに受け入れられるケースを検証

ゲームには裏技があって、あっと驚く技や簡単にレベル上げができてしまいますが、長い人生ゲームはそうはいきません。

ノンケに告白して振り向いて貰える確率が高くなる、そんな巧妙な技はありませんが、少しの工夫をスパイスするだけで恋愛成就の可能性にポジティブな影響を与えることは否めません。

ここではそんなおばあちゃんの知恵袋ならぬ、ゲイオヤジの少しの知恵を紹介していきたいと思います。

時間をかけて好意を見せる

焦りは禁物
これは仕事、勉強以外でも共通していえることです。

「好きかもしれない」、「堪らなく愛おしい」という感情の嵐を、そのまま勢いで告白手段に変えていくことはNG時にお酒の力を借りて告白をする男性もいますが、アルコールの力を借りなければ勇気が出ないくらいならば、叶わぬ恋とそっと心に留める方が良いかもしれません。

あくまで数カ月、数年単位で自分という人間を分かってもらいながら、相手男性が迷惑を感じない程度の好意を見せていきましょう。
勿論過度のボディータッチや相手を試すような卑猥な言葉や態度はも絶対避けるべきです。

いかに相手からの安心感や信頼を勝ち取り、理解主になれるかが大切なキーポイントになります。

ただし相手が家族や仕事のトラブルや失恋直後などの場合は、気分も落ち込み柔軟に受け止められる余裕がない為、時間をかけつつも相手の環境、タイミングに合わせた告白時期を定めていきましょう。

共通の友人知人の力を借りる

カミングアウトに一番有効と思われるのが、同僚や友人、親友などの力強いバックアップ。
ゲイである自分を親、家族に告白する際も同様ですが、第三者の協力を仰ぐことは非常に頼もしいものです。

兄弟姉妹というよりは、幼馴染、親友やツーカーの仲の女性同僚などが適任かもしれません。
あくまで信頼の置ける友人を選ぶことが大切です。

シチュエーション作りや告白の仕方、タイミングを相談しながら、時には仲裁に入ってもらう必要もあるかもしれません。
また振られた際のメンタルケアにも友人の存在は大きな助け船になってくるので、告白を考える前に一度信頼のおける友人に相談してみてはいかがでしょうか。

なお相談相手は性的指向が同じゲイ男性よりも、同じ感覚を持ち合わせるストレートの男女がおすすめです。

まとめ

ゲイがノンケに愛を告白することは、築いてきた二人の関係を壊し、さらにアウティングなど回りの人間関係に大きな影響を及ぼす可能性があるので正直推奨はできません。

しかしながら一つのステップとして踏ん切りをつける、気持ちを伝えて思いを伝えることを意義と考えれば、同性、異性関係なく大きな意味を持つことでしょう。

まずは自分の気持ちを正直に、しかし相手の性格や価値観を否定せず相手目線の言葉選び、伝える場面を選ぶこと。
その際はじっくり時間をかけて誠実さや謙虚さを示し、相手にとっての特別を形成していくことが、告白成功の秘訣になっていきます。

なお卒業や転職前など一つの区切りに告白をすることは、最悪な結果になったとしても、自分、回りへのメンタルダメージを最小限に食い止めることができるということも覚えておくといいでしょう。