ゲイ男性の婚活成功の近道とは?
理想は幻想?高望みしすぎないことが大切

  • 2021.12.24

恋愛・結婚

白馬に乗っていなくてもいい、それでもおとぎ話のようには出会えないのが理想の王子様。
LGBTQ専用のお見合いサービスを利用していても、なかなか交際成立しないと焦る方がいます。

今回は理想の男性とお付き合いする上で、大切なことをお伝えしたいと思います。

理想は理想、自分の身の丈に会った出会い

出会いは週末の映画館、または会社の取引先、ゲイ男性にはこのような素敵なスパイス満載の偶然が出会いに発展することはほぼありません。

闇雲に探すより確実なのは希望条件に合った相手を紹介してくれるサービスなどを利用することで、ある程度の射程距離を縮めて、初めて出会いの可能性が飛躍的に高くなるのです。

それでもなお、気になる男性からのアプローチがない、デートを重ねても将来が見えないと嘆く男性は少なくありません。
理由は様々ですが、大半は壮大な理想や希望を上手く消化できていないからなのです。

ゲイ男性が求めがち相手男性への理想

  • 希望年収1000万円以上
  • 希望身長180センチ
  • 長男以外、親との同居の可能性なし
  • 英語に堪能で、将来は海外への移住希望
  • できればイケメン

結婚が人生の一大イベントである男女カップルが集う結婚相談所では、このようなハイスペック男子を狙う女性をよく見かけます。
思わずクスッとなってしまいますが、似たような傾向がLGBTQ婚活サービスにおいても見られます。

まずはゲイ男性が陥りがちな理想天国について解説していきます。

細かすぎるゲイの理想

まずゲイ男性の婚活には結婚や育児など具体的なゴール地点が見えにくく、そこに照準を合わせている男性は少ないので、前述のような年収や親との同居の有無などにそこまで強いこだわりは見せません。

しかし代わりにと言ってはなんですが、以下のような理想や希望を連ねる傾向があります。

  • ソース顔
  • ガチムチ系またはイカニモ系
  • 外国人男性オンリー
  • 中性的、ジャニーズ系
  • 年上または年下のみ
  • デザインヒゲのマッチョ兄貴がタイプ
  • 甘えてくれる弟タイプ

書き出せばキリがないのですが、ゲイ男性の場合は前提として長く一緒にいたい、落ち着いて過ごせるような人と出会いたいと思いながらも、かなり詳細で具体的なルックスの希望を持つ方が多いのが特徴です。

きっとゲイ男性の方ならば、わかるわかると首を縦に振ってくれるはず。

見た目だけでは測れない人間としての魅力を探そう

アドバイスとして挙げられるのは、長い付き合いをしていく上ではルックスやタイプというものはそこまで重要にならないということです。
美人は三日で飽きるをそのまま転用するならば、イケメの男はたいてい3カ月もすればお腹いっぱいになってしまうもの。

ハッキリしないといけないのは、自分がどんな出会いを求めているかです。
リザライのサイトを覗いている男性なら心の底では漠然と真剣な出会いを願っているはず。

長いスパンで付き合っていける将来のパートナー候補とのお見合いと、アプリの写真を見比べてメッセージを送るのは、そもそも出会いの種類が異なります。

まずは過去の情報、外部から発信されるアンテナをまずは遮断すること、そしてお見合いの場で直ぐに恋愛対象か否かを判断せずに、広い目線で様々な男性とお話しをしていく。
これが運命の相手との出会いのチャンスを高める為のステップになっていくのです。

自分を客観視し、理想への優先順位をつけよう

焦ってはいないが渇望はしている、男性が男性を求める気持ちはこんな表現がピッタリくるのではと思っています。
私自身も婚活サイトと言いますか、オンラインによる紹介サービスで同性結婚をした身なので、その辺りのもどかしい思いが他人事ではないほどにわかります。

前置きはさておき、ここでは男性と成婚する為に意識したい客観視の大切さと、優先順位のつけ方について解説していきたいと思います。

相手男性に求める前に自分を客観的に見てみよう

前提として自分が多くを求めるのと同じく、相手の男性もあなたに対してそれなりの希望、理想という物差しで見ているということです。

多くの男性が理想の彼氏と出会うには、自分の希望に理想をしっかり伝えることが大切だと考えます。
それは正解ですが、ここで忘れてはいけないのが、今の自分にあった男性選びができるかということ。

縁とは不思議なもので、背伸びをして付き合った男性とは結局早々と別離を歩むことになり、逆に社会的な立場や価値観が近ければお互いがタイプではないとしても、幸せに仲睦まじい関係を長期スパンで継続できるもの。

スペックという言葉は適切ではないかもしれませんが、自分の性格、趣味や社会的な立ち位置、そんなリアルをじっくりと客観視してみましょう。

理想や好みのタイプを追求することも大切ですが、しかし本当の意味でのパートナー探しをするには自分を見つめ直すことが必要になってきます。

多くの選択肢を残すことが成功に近づく

アプリでは少し修正した写真に魅惑的なプロフィールを完成させただけで多くの男性からメッセージが届きます。
一方でLGBTQの婚活サービスについては、勿論プロフィールも大切ですが、何よりカウンセラー、アドバイザーの助力次第で紹介できる男性が変わってきます。

つまり余りに細かい条件、例えばあっさり塩顔のルックスで身長が175センチ以上、優しくて、専門職に付いている男性をお願いしますと希望を伝えても、漏れなく全てを満たす男性を紹介することは難しくなります。

男性との出会いに際し、ついつい高揚感が優位に立って、あれやこれやと希望を伝えてしまいますが、逆に希望を伝えたことで紹介男性が減ってしまうことにはなかなか気づきません。

まずは多くの選択肢、つまり男性と出会えるチャンスを自ら断ってしまうのではなく、最低限の希望1つや2つを伝えるのみに留め、色々な男性と出会ってみることが一番の近道になっていきます。

強いこだわりを持つことは何事にも大切ですが、それに振り回されてしまうと手に入れられるものもみすみすと逃してしまうことが多くなるということを肝に銘じておきましょう。

まとめ

理想は理想、あくまで叶ったらラッキー程度で捉えるほうがパートナー探しには向いてます。
ゲイ男性の場合はルックスや体型など細かなジャンルにこだわりを見せてしまう傾向が非常に高いですが、そこを追求し過ぎると、自らの出会いのチャンスを狭めてしまいます。

まずは年齢、恋愛に関するスタンスや趣味、または身長など、これは譲れないと思う希望を1~2つ伝えるに留め、なるべく沢山の男性と出会うことから始めましょう。

出会いが一瞬で愛の炎に変わることはほとんどないということ、大人のゲイの恋愛はタイプに縛られずにまずお互いを知り理解するところから始めることが成功の秘訣になっていくことを覚えておいてくださいね。

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この記事を書いた人

橋本ウサ太郎

橋本ウサ太郎
新宿二丁目の元バーマネジャー、海外放浪の末、年下スペイン人男性と同性婚。
スペインの田舎町で悶々とした日々を送りながら平和に暮らすゲイ。
アメリカでの代理母出産により二人パパになる予定の三十路ライター。
好きな言葉は、「ペンは剣よりも強し」。

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