人目が気になっても対策すれば大丈夫?
ゲイカップルにおすすめのアウトドアデート

  • 2019.08.06
  • 2019.08.14

恋愛・結婚

前回のゲイカップルにオススメなデートスポット「インドア編」に続いて、今回は「アウトドア編」をお話しします。
インドアのデートは、個室で仲良くできたり、暗がりの中で人目を避けることができたりするのですが、アウトドアとなるとそういう訳にもいきません。

それではゲイカップルがアウトドアでデートする場合、どんなところがオススメなのでしょうか。
具体的に見ていきましょう。

アウトドアデートなら定番スポットがおすすめ

やはりアウトドアとなるとインドアなどと違い、場所などにも限りがあります。
特にインドアなどであれば都心であればるほど、たくさんの場所や候補がありますが、アウトドアではそういうわけにもいきません。

逆に都心であれば遠くになるといった事も考えられるため、まずは定番スポットから行く事をおすすめします。
定番スポットでも、場所が違えば見える景色や体験できる事も変わってきます。

同じような山や海などでも、インドアデートのように似たような作りというわけではありません。
ぜひまずは定番ともいえるアウトドアデートで楽しみましょう。

登山だけでない?ハイキングやトレッキングなどもできる「山」

デートにオススメの場所としてまずお伝えするのが「山」です。
こう書くとなぜ山がオススメなのか?と聞かれることがありますが、これには明確な理由があります。

山に行くとなると本格的な登山を想像する方が多いと思いますが、実はハイキングやトレッキング、散策など様々な楽しみ方があります。
そのため、どんなカップルでも楽しいひと時を過ごすことができるのです。

年齢を問わず、男二人で訪れたとしても全く違和感なく周囲に溶け込める場所のひとつである、というのも特筆すべき点でしょう。
また、日本は山の多い国、東京から電車で一時間も乗れば、年間登山者数260万人と世界一を誇る高尾山があります。

標高600メートルと簡単に頂上まで登れる初心者にもオススメなのと、都心からのアクセスが良いのとで、いつでもたくさんの人で賑わっており、ゲイカップルにとっても良いデートスポットになると思います。

お弁当や飲み物を持って、頂上で天気が良ければ遠くに望める富士山をバックに写真を撮るのも良い記念になるかもしれませんね。

「高尾山はちょっと人が多すぎて苦手」というカップルには、都内であれば御嶽山、神奈川県だと大山、埼玉県の雲取山なども日帰りで楽しめる山として知られているので、行かれてみるのも良いのではないでしょうか。

登山デートでの注意点

登山などは気軽に行けるようになった反面、色々とトラブルなども最近では多くなってきています。

特に山の下と頂上では気温なども大きく変わります。
服装はしっかりと登山に適した服装で行くのはもちろんのこと、サンダルやスニーカーではなく、登山用の靴で行かれた方が疲れにくく、怪我予防になります。

また、体力的にきつそうだなと思ったら、頂上まで行かずに途中で引き返すということも楽しいデートにするためには必要なことです。

山と同じく海もおすすめも少しハードルは高め

山に続いてオススメしたいのは海です。
四方を海に囲まれた日本ですから、海も定番のデートスポットのひとつと言えます。

のんびりと波の音を聴きながら、二人だけの時間を過ごせば、思い出に残るデートになること間違いありませんね。
ただし、山と比べた場合、ゲイカップルが訪れるのには少しハードルが上がるかもしれません。

というのも海水浴場と名の付くビーチは、湘南や伊豆、房総なども含めて男女のカップルがたくさんいます。

これは山も同じなのですが、海は老若男女の集まる山と異なり、訪れている人の年齢層が比較的低めであり、家族連れやカップルが行く場所として認知されているので、男二人で行くと場所によっては浮いてしまいます。

もちろん人目が気にならないカップルであれば、そういうビーチも良いでしょうが、なんとなく行くのが億劫になってしまうという人もいるでしょう。

海デートで人目が気になる時

多くのゲイカップルはやはり人目は気になってしまうものです。
ではどうしたら良いのでしょうか。

気をつけるべきポイントは、いわゆる人気のビーチを外すことです。
人気のビーチは交通のアクセスが良く、観光スポットやレストランなどたくさんの施設が集まっているので、多くの人で賑わいます。

なのでそういうエリアではなく、行きづらい場所であれば訪れる人の数もぐっと減ります。
東京近郊でみると、千葉県にはなんと64ヶ所もの海水浴場があります。

このほか東京都に32ヶ所(島嶼部を含める)、神奈川県に24ヶ所、茨城県には19ヶ所のビーチがあるのです(出典:データでみる県勢2019)
これだけあれば混雑しないところを見つけることができますね。

また、泳ぐ必要はないので「海水浴場というくくりにこだわらない」というカップルであればさらに選択肢が広がるので、ドライブがてら楽しく過ごすのも良いのではないでしょうか。

遠くでなく近くの公園も実はおすすめ

「海や山はちょっと遠いので、もう少し近場でアウトドアのデートを楽しみたい」
そう考えるカップルにオススメしたいのが公園です。

都内は人が多くてゴミゴミしてるから、公園でデートなんてできるのだろうか、と思われる方もいるかもしれませんが、実は東京には大きな公園がたくさんあります。

まず、都心部で誰もが知っているのが代々木公園や新宿御苑ではないでしょうか。
代々木公園はいつでもイベントが行われていたり、ランナーが走っていたりと賑やかな場所です。

JR山手線の原宿駅や東京メトロの明治神宮前駅、代々木公園駅からすぐなのでアクセスにも恵まれています。

たくさん人が訪れるものの54万平方メートルもの広さを誇る公園であれば、二人だけの空間を確保できると思うので、天気の良い日にシートを持って出かけてみてはいかがでしょうか。

新宿御苑もオススメの公園です。
広さは代々木公園ほどではないものの、新宿御苑のオススメは日本庭園やバラ園、温室など様々な花や植物が楽しめるところ。

芝生もしっかりと手入れされているので、横になると気持ち良いですよ。
さらに代々木公園との違いで言うと、入園料(大人250円)がかかるため、本当に公園を楽しみたい人しか訪れません。

遊具や楽器、ラジカセ、ペット、アルコール類などの持ち込みなども禁止されているので、代々木公園よりも静かに過ごせること請け合いです。

公園と同じような庭園もオススメ

具体的には浜離宮恩賜庭園や小石川後楽園、六義園、旧古河庭園など歴史と文化を後世に伝える文化財で、どこも風情があるので庭園を巡るデートも良いのではないでしょうか。

都心を離れると、より大きな公園があります。
有名な葛西臨海公園だけでなく、水元公園、舎人公園、光が丘公園、駒沢オリンピック公園、砧公園など、どの公園も40万平方メートルを超える広さを誇ります。

とくに最大級の水元公園は93万平方メートルと東京ドーム20個分もの広大な敷地に、都内で唯一の水郷の景観が広がります。
園内のバードサンクチュアリでは珍しい鳥も見ることができますし、混雑する公園ではないので、隠れたデートスポットと言えるのではないでしょうか。

ワクワクしたいならテーマパークがおすすめ

「自然な場所も良いけど、もう少しワクワクしたい」というカップルには、テーマパークはいかがでしょうか。
テーマパークであれば、まさにデートという感じで気分も盛り上がりますよね。

テーマパークといえばまず思い浮かぶのが東京ディズニーランド・ディズニーシー。
日本を代表するテーマパークで、いつでも人がたくさんいるので、男二人でいって大丈夫なのでしょうか。

実は筆者の友人にもディズニーデートを楽しむゲイカップルが何組もいます。
彼ら曰く「ミッキーやドナルドに会うためだったり、パレードを観るためだったり、みんな夢の国に非日常を求めに来ているから、男二人でいたとしても誰も気にしてないよ」とのこと。

ゲイカップルも楽しいひとときを過ごせるなんて、まさに夢の国ですね。

関東近郊のおすすめテーマパーク

実は、関東近郊にはディズニーリゾートのほかにも、テーマパークが結構存在するのをご存知ですか。

ざっと簡単に挙げるだけでも下記のような施設があります。

  • 富士急ハイランド
  • 東武ワールドスクウェア
  • 東京ドイツ村
  • 那須ハイランドパーク
  • 那須りんどう湖レイクビュー
  • 日光江戸村
  • マザー牧場
  • 相模湖プレジャーフォレスト

このように、有名所だけでもたくさんの施設があるのです。
テーマパークという名の通り、各施設にはそれぞれのコンセプトがあるので、「ここなら楽しめそう」と思う場所に足を運んでみてはいかがですか。

まとめ

ここまで、ゲイカップルが楽しめるデートスポットについてお話ししてきましたが、行きたいなと思う場所はあったでしょうか。
男二人で出かけるのは、人目がありますし、ちょっと勇気がいるかもしれません。

でも、それ以上に楽しい時間を過ごして大切な思い出を作りたい、と思ったら実際に行動に移してみることをオススメします。
意外と多くの人は自分たちのことに夢中で、周りのことに目を向けていなかったりするので安心してくださいね。

それでは楽しいデートをお過ごしください。

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この記事を書いた人

いなば

いなば
神奈川県生まれ。小学生の頃から何となくゲイだと気付き、中学高校と男子校で過ごすなかでセクシュアリティーを確信。大学在学中に母親へカミングアウト済み。
20歳で初めて自分以外のゲイと出会う。
相方の海外駐在に伴い、退職して赴任先へ付いていったことも。
生意気で向こう見ずなクソガキ時代から年齢を重ね、徐々に穏やかで楽天的な性格に。元新聞記者で現在はライター・カメラマン・インタビュアーとして活動する東京在住の40代ゲイ。

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